1月4日大阪府公表の来年度予算。カジノが介護の足をひっぱる。


大石あきこ(大石晃子)です(*^  ^*)

上のイラストは、「いらすとや」フリー素材の「お金をドブに捨てる人のイラスト」「ケチのイラスト」を加工して作りました。

今の大阪府庁が、カジノには大枚をつぎこんで、介護には予算縮小・緊縮をやっている。
それを図解したものです。


さて・・・

1月4日、大阪府庁が、春からの予算案(平成31(2019)年度予算の現時点案)を公表しました。

いわば、大阪府が4月からの1年間、お財布にどれだけのお金を確保して、それを何に使うか、の計画ですね。


その「予算案」、いかに大阪府がこのイラストのとおりのことをやっているかを、怒りを抑えながら(抑えられないかも)、できるだけ、わかりやすく説明してみたいと思います。

結論から言いますと、
「介護の人材不足の解消」に関して、超・「緊縮」査定でした。

大阪府は、「介護の人手不足解消」の役割を担う機関。
なのに、予算要求額を、合計2割以上カット。金額としては
7800万円以上カット。


研修補助など重要な分野を、半額にカット。

お値段ビックリなななんと!怒

カット率がパネー状況!怒

私がなぜ危機感を持っているかというと、
「介護」といえば「人手不足」「2025年問題」、というくらい、介護業界は今、2025年に向かって深刻な人手不足になっています。

 


すでに、ハード面の施設はあるのに、人手が足りなくて開所できないだとか、あるフロアを閉めてしまった、という施設が大阪府内でも、少なからず出てきています。


「人材確保」がまず何より先に、やらなければいけない。

大阪府が出している未来予想では、
少子高齢化がさらに急速に進み、2025年(万博開催の年!)には、大阪の人口の30%が高齢者。
特に都心部では単身の高齢者が多く、つまり、介護が必要になる人の割合は高い。

今すでに、大阪府内で、介護の人手不足は4千人前後と推測されますが、2025年には3万4千人が不足する。

たった6年後に、人手不足が10倍!

今も、すでに、「介護離職」が社会問題になっていますよね。
親に必要な介護サービスが受けられず、仕事を辞めないといけないという問題です。

これ以上の状況の悪化を避け、打開するためには、ハード整備は当然のことながら、「介護人材」にかける予算は大幅に増加させる以外に道はない。と私は考えます。

ちなみに、予算のみならず、役所の、やる気と経験のある担当職員の数を、適正配置する。これも大事です。
そういう職員がいないと適正に業務がこなせません、予算だけついても、形だけ予算こなすのに必死状態になって、意味なくて、かえってムダ。

府庁では、ながらく福祉部は、随一の「病み職場」。精神疾患、パワハラ・いじめがよく起きる。そんな職場で、福祉ちゃんと進められますか?
それって、福祉を必要としてる住民に、迷惑がかかるんだよ?
幹部は反省してほしい。維新府政で「人員は、減らせば減らすほうがよい」という緊縮策ばかりされてしまったので、その再生には何年か時間がかかるでしょう。


あかん、スイッチ入ってきて、話が少しそれました。

では、大阪府の「介護の人手不足の解消」政策の、予算案を見ていきましょう。

「介護の人材不足の解消」に関する予算は、ざっと見たところ、以下です。

2018年度予算  約3億4694万円(※1)
2019年度要求額 約3億4740万円(※2)
2019年度査定額 約2億6879万円(※3)

つまり、前年度とほぼ同額(50万円ほど多いだけ)を要求していて、
財政課の査定によって、7800万円以上、カットされた。(査定額の、要求額に対するカット率23%)


データ根拠:

(※1)91,094千円+255,849千円
(※2)113,554千円+233,846千円
(※3)84,536千円+184,251千円
出典:以下の大阪府の予算編成公表サイト
予算事業名「地域医療介護総合確保基金事業費(高齢者福祉事業)(20151032)」
http://www.pref.osaka.lg.jp/yosan/cover/index.php?year=2019&acc=1&form=01&proc=6&ykst=2&bizcd=20151032&seq=1
予算事業名「地域医療介護総合確保基金事業費(地域福祉事業)(20120650)」
http://www.pref.osaka.lg.jp/yosan/cover/index.php?year=2019&acc=1&form=01&proc=6&ykst=2&bizcd=20120650&seq=1


いや、ひょっとしたら、細目を見たら、いらない業務ばかりなのかもしれない。

では細目は、と・・・


1.代替職員確保による「実務者研修」支援事業
すでに働いている介護職員が「実務者研修」を受講するための代替職員確保への、施設への補助

【担当部署の要求額】
28,970千円(≒2897万円

          ↓
【財政課の査定額】 
14,200千円(≒1420万円

約半分にカット! カット理由:想定408人を200人に引き下げ

いや、要るやろ!むしろ想定2000人くらいにせなあかんやろ!

 

2.介護の研修×おしごとチャレンジ事業(「初任者研修」への補助)
「初任者研修」を受講し、職場体験に参加する人に受講料の一部(2万円)を補助。

【担当部署の要求額】
28,319千円(≒2832万円

          ↓
【財政課の査定額】
15,352千円(≒1535万円

約半分にカット!カット理由:想定1280人を640人に引き下げ。

640人て! むしろ想定5000人やろ!泣

 

3.介護ロボット導入支援
介護ロボット導入費用の支援などにより、介護の雇用環境の改善をめざす。
【担当部署の要求額】
25,000千円(=2500万円

          ↓
【財政課の査定額】 
12,000千円(=1200万円

半分以下にカット!カット理由:不明

「労働環境の改善」しなくていいんかーい!

ロボットだけではあかんし、ロボットの補助率も低い。それさえ削ってどうすんの?

 


4.介護入門者研修(「介護助手」の育成)事業

介護未経験者が介護に関する基本的な知識を身につけ、すそ野を広げる

【担当部署の要求額】
8,785千円(≒879万円

        ↓
【財政課の査定額】 
1,789千円(≒179万円

約8割カット!!カット理由:前年並みで措置。

前年度に成果を上げれなかったら、予算減らせれるからラッキー?

 

5.参入促進・魅力発信事業
介護の職場体験、高校への出前講座など
【担当部署の要求額】
20,507千円(≒2051万円

          ↓
【財政課の査定額】 
10,543千円(≒1054万円

約半分にカット!(カット理由:実績を踏まえ縮減。)

前年度に成果を上げれなかったら、予算減らせれるからラッキー・パート2 ?

 

上記は、ひどかったものを例に挙げましたが、他にも認知症支援とかも容赦なくカット。


いっぽうで、さ・・・

このカジノ(IR)推進の予算書は、ナマのページぜひ見てほしいんですよ。
「IR事業化推進事業費(推進)(20180886)」
http://www.pref.osaka.lg.jp/yosan/cover/index.php?year=2019&acc=1&form=01&proc=6&ykst=2&bizcd=20180886&seq=1


いや、ちょっと待って?

カジノ(IR)推進の予算、

2018年度予算  約8070万円
2019年度要求額 約3億2763万円
2019年度査定額 約3億2454万円

査定でカットされたの309万円だけ、カット率わずか1%未満!ほぼ満額ついてるやん。
前年度よりも2億4千万円も増額だし。

内容も見て?これ。

IR事業化検討業務として、
「法律相談」で4178万円

「IR事業化検討支援業務委託」2億1705万円!!!
「IR事業者募集に向けた調査業務」3200万円!!

これらは全て要求どおり、満額。

なんなんそれ?

こんな大金で何するの? ぽーんと2億て・・・

「IRだから」って言ったら色んなことがフリーハンドになるという、府庁のレジェンドは本当であったか・・・

 

わずかばかりの「介護の人手不足解消」が半額カットで、カジノ(IR)なら満額?

完全に、カジノで介護の足ひっぱってるやん。


こんなこと許せますか?

続けてたら介護制度は破たんですよ。

それとも、「介護」は、低賃金労働にし続けたいから、日本人がやりたくないなら、外国人にしてもらえばいい?
それって、今、一生懸命に介護をやってる人にも、外国人のかたにも、失礼やろ!
そんなままでは、介護業界に展望がなくなる。

やばい人たちが行政を動かしてますよ。

絶対変えましょう。


以下、今後の私の方針と、各関係者へのお願いです。

●私の方針
・2月の大阪府議会に、このことについて請願を提出します。(案ができ次第ブログ公表)
・請願には現職府議の紹介が必要ですので、淀川区の府議会議員の横山ひでゆきさん(維新)、かじき一彦さん(公明)に紹介してくれるように依頼します。
・もしダメと言われたとき、他の府議に依頼します。

●大阪府議会議員の方々へお願い
・今から予算を変えられるのは、行政のトップである知事と、予算の議決権のある議会となります。
・議員のみなさまは、2月の議会でこのことについて予算の補正を求めてくださいませんか。

●大阪府・松井知事へお願い
・松井知事はもしかしたら、こんなことになっていると知らないかもしれませんので、知って、「介護の人手不足解消」のための予算措置と人員配置について、指示を出してください。

●府民のみなさまへお願い
・各地域の府議会議員に、上で書いたことを「おかしいから何とかして」と伝えてくださいませんか。
(選挙区別の議員一覧(連絡先あり))
http://www.pref.osaka.lg.jp/gikai_somu/sugatami18/index_senkyoku.html


ほんっっと!

なんとかしよ!!怒


私の介護に関する政策の提言については、こちら。
「大石あきこの府政改革提案」(https://www.oishiakiko.net/policy/)


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