上野委員長 次に、大石あきこ君。
大石 大石委員 れいわ新選組、大阪五区、大石あきこです。
先日、大阪のカジノの是非を問う住民投票署名が二十万筆を超え、法定数を大きく上回りました。住民合意なき国のカジノ認可はあり得ないと、冒頭申し上げます。
さて、岸田総理、先週の予算委員会で、消費税は減税しないと明言されていました。
もう一回確認します。消費税は減税しないでよろしいんですね。イエスかノーかでお答えください。
岸田内閣総理大臣 消費税減税は考えておりません。
社会保障の安定財源として重要である、また、システムの変更等を伴うことを考えますと、コストあるいは準備期間、大きなものが必要になります。機動的に対応することは不可能であると思っています。
大石 この局面においても消費税減税しないと言う総理に対して、先週、我が党の櫛渕万里議員が、今後、総理ではなく鬼と呼ばせていただくと言いましたが、もう一度言わせていただきます、この鬼。
大石 さて、更なる物価上昇です。パネルの四。
大石 スーパーに並ぶ多くの食品、飲料が平均で一二%値上がり。ラーメンやハム、冷凍食品など、誰もが買うもので八千三百品目以上が値上がり。この状況で、一〇%の消費税は今すぐゼロにするべき。何でさっさとやらないんですか。国民、殺すつもりですか。
さらに、岸田総理はこうもおっしゃいます。消費税は我が国の社会保障の安定財源だと。でも、それ、うそです。本当は、消費税は資本家のための安定財源です。パネルの五。
大石 資本家が払う法人税は減税に次ぐ減税、その穴を埋めるように消費税が上げられてきた。
それでどうなりましたか。パネルの六。
大石 この青と赤のグラフ、青い部分が消費税の税収、年々どんどん増えています、赤い部分はその逆、法人税収はどんどん減っています。これまでに、実に消費税収の七三%が資本家の減税の穴埋めに使われてきたと言えます。
穴埋めしてもらった結果、大企業、資本家はどうなりましたか。パネルの七。
大石 企業の内部留保、資本家の利益は右肩上がり、この九年間は毎年過去最高益です。
一方で、消費税、上げられ続けて、庶民の所得、どうなりましたか。パネルの八。
大石 二十五年間で所得はだだ下がり、所得の中央値が年間百八万円も下がった。消費税を上げて物を売れなくして、国民や零細企業を切り捨てた。一方で、資本家など特定の人には優遇しまくり。その理由は、組織票や企業献金で議員バッジをつけてもらった御恩返し。そうやって日本が壊されてきた。そんなこと、私は絶対に許せません。
パネルの九です。
大石 先ほど総理を鬼と呼ばせていただきましたが、もう一つ名前を差し上げます。資本家の犬、財務省の犬。
でも、総理、飼い主を間違えたら駄目でしょう。総理の本来の飼い主は、国民でないと駄目じゃないですか。
有権者の皆さんに言いたい。三十年以上国を衰退させてきた原因は自民党、これは替えるしかありません。方法は、参議院選挙で自民党を減らし、公明党を減らし、そして維新と国民民主党を減らすことです。飼い主の皆さん、分からせてやってください、選挙で。
終わります。ありがとうございました。
※衆議院、予算委員会 会議録より転載
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