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2023年4月28日【内閣委員会】大阪カジノちょっと待った!認可プロセスおかしないか?

2023年4月28日【内閣委員会】で、

西田国土交通大臣政務官に『大阪IRカジノの認可プロセスのおかしさ』について追及しました。

 

カジノに関してのこれまでの質疑は以下よりご欄いただけます。

2022年11月4日【内閣委員会】大阪IRカジノの審査について①

2022年11月16日【内閣委員会】大阪IRカジノの審査について②  

2023年2月22日【予算委員会】岸田総理に、政府予算案、大阪カジノに物申す!

 

2023年3月29日【内閣委員会】大阪IRカジノの4つの大問題!承認はあり得ない

2023年4月14日【内閣委員会】大阪カジノ「認定」!?撤回しかない

 

 

 

 

 

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大西委員長 次に、大石あきこ君。

 

大石 れいわ新選組、大石あきこです。

大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画、いわゆる大阪IR計画の認定についてです。

4月14日に、国土交通大臣は大阪IR計画を認定しました。

このプロセス、それから審査内容としても不適合であるにもかかわらず、あからさまに政治判断により認定してしまった計画であり、

このまま突き進むのは行政の破壊であり、社会を壊します。

だから、撤回を求めます。

 

1つ目、先日、IR事業者の重大なコンプライアンス違反事案が、認定の直後に発覚しました。

アーティストの奈良美智さん、現代美術家の村上隆さんの作品を、利用許諾を得ずに大阪府の認定審査資料に盗用したといいます。

これは、奈良さん御本人がSNSで、自分が許可していないのに使われていると指摘したことで明らかになったものです。

4月の17日、大阪府の発表によると、著作者等からの利用許諾を得ていない動画、画像が大阪府の資料に使用されていた、

この資料が認定審査に付されたというのです。

それに対して、吉村知事が翌日の18日、謝罪の言葉を述べたものの、こうも言いました。

ただ一方で、何らかの奈良さん本人ではない方とのやり取りというものも実はあったんじゃないかという話も聞いていますと。

こんな曖昧な、しかし、印象操作とも取れる発言、これが事実なのかということで、即日、市民が情報開示請求をしておりますが、

26日の時点で、調査中との大阪府の回答。

これは、知事がそう言った根拠を言うだけなのに、一週間以上何を隠匿しているのか。

この盗用された作品、「あおもり犬」という犬なんですけれども、が展示されている青森県立美術館は、19日に、

見るに見かねてか、「画像使用許可等の問い合わせの事実はありません。」と、わざわざホームページで公表しております。

この時点で、IR認可をしたままというのは、これは日本の恥ではないんですか。

日本の恥かどうか以前に、明確に基準違反なんです。

伺います。

このコンプライアンス違反の件、IRに求められる要求基準七に虚偽があったことになりますが、その認識でよろしいでしょうか。

エスかノーかで、一言でお答えください。

 

西田大臣政務官 お答えをいたします。

大阪府市において、事案発覚後、早期に報道発表を行い、関係資料等利用停止や、当該著作物の作製者側への解決を図るべく連絡を取るとともに、

再発防止にしっかりと取り組む姿勢が示されたと理解をしております。

デザインに関する著作権等の取扱いについては重要な問題であると考えており、大阪府市において詳細な事実関係を調査中であることから、

府市等による今後の対応を注視してまいります。

また、しっかりと再発防止対策を図っていきたいと考えております。

 

大石 これは非常に悪質なケースでして、そしてまた、この要求基準というのは、求められる項目、必要条件で、点数式の項目ではないんです。

これを満たさないものはまず認定されないので、これは取消し相当なんです。

この件、再発防止がとかおっしゃっていますけれども、IR事業者は非常に悪質なんですね。

もそもこれは、今回の発覚より2年前の2021年10月にも、第三者から同じ指摘があったんです。

大阪府がその事業者に確認したら、利用許諾を適切に取得しているとメール回答したと。

わざわざ指摘されて、事前にうそをついているので、極めて大胆で悪質なんです。

そして、これは認定基準だけではなくて大阪府のIR事業者募集要項にも反していて、運営事業の資格がないんですね。

どのようなものかというと、募集要項でこのように定められています。

的財産権に関して、当たり前のことですが、

「提案書類の作成・提出等に当たっては、知的財産権を含むいかなる第三者の権利利益も侵害してはならない。」と。

これは思い切り侵害していますから。

しかも、悪質なうそまで事前についております。

今回認定したIR事業者は無資格者です。

の方々に何をやらせるのか。取消しすべき。

 

そして、この認定プロセスの公表が全くなされていないんですね。

政府は、認定審査の透明性を確保する観点から、認定後速やかに公表するとある。

認定に至るまではいろいろなことがあるので非公開だという。

しかし、その後はすぐに公開するとおっしゃっていたんですけれども、4月14日に、ある程度、

審査結果の概要は公開されているんですが、全然必要なものは公開されていないんですね。

例えば、審査委員会の議事内容とか審議された資料、ヒアリングした内容などは全く公開されていない。

先週に国交省に情報提供を求め、昨日もまだかと確認したんですけれども、情報提供はありませんでした。

いつ公開するんですか。

伺います。

 

西田大臣政務官 お答えいたします。

先ほどの件について、しっかりと再発防止対策を図っていただきたいと考えておるということを、訂正をさせていただきます。

また、今の件についてでございますけれども、審査委員会における認定審査の評価の過程については、

IR推進本部で決定した特定複合観光施設区域の整備のための基本的な方針において、認定審査の透明性を確保する観点から、

区域整備計画の認定後速やかに公表することとされております。

現在、観光庁において、審査委員会の議事内容や審議資料の公表に向けた調整を行っているところでございます。

 

大西委員長 申合せの時間が経過しております。質疑を終了してください。

 

大石 まとめますね。

つまり、公開するということですね。

もう直ちに公開してください。

これは政治的関与がないと国交省自体が答弁されているんです。

根拠がないんですね。

だから、説明責任、立証責任があるので、直ちに公開してください。

今、公開されている内容からしても、認定はあり得ないんですよ。

経済効果も盛っているというのが委員会の指摘でしたから……

 

大西委員長 持ち時間が経過しておりますので、質疑を終了してください。

 

大石 まとめますね。

 

大西委員長 あなた、いつも、質問、経過時間、オーバーしているじゃないですか。

 

 

大石 これからも認定の取消しを求めます。

終わります。

 

※衆議院、内閣委員会 会議録より転載。大石あきこ事務所にて編集

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